主電源と電源
複合機には電源といわれるものが2種類あります。
主電源スイッチと電源スイッチです。
主電源スイッチを切ると、たとえパソコンから出力したものをプリントしようとしたとしてもできません。
反対に、主電源スイッチを切らなければ、たとえ電源が切れていたとしても外部からのファックスを受信したりだとかはできるわけです。
例えば、Aさんが複合機でコピーをしたとします。
必要な分のコピーを終えて、電源を切りました。
この時、主電源は入れたままです。
すると、後からBさんがパソコンの資料をプリントアウトしました。
その時も、電源は入っていませんが、複合機自体の主電源は入ったままなので、問題なく複合機を使うことができます。
だから、営業時間中はで電源を切ったり入れたりするのにとどめ、営業時間終了とともに、主電源を落とすようにしたらいいでしょう。
節電モード
複合機の設定を変更することによって、複合機を使わない時間帯の消費電力を節約する「節電モード」を設定することができます。
ある一定の時間、複合機を使わないと自動的に消費電力を抑えるモードに入ります。
「節電モード」になったまま、さらに複合機を使わない時間が増えると、「スリープモード」に移行します。
スリープモードになると、節電モードのときよりもさらに消費電力を抑えることができます。
しかし、スリープモードに入った状態で、複合機を使おうとすると、利用できるまでに多少時間がかかります。
この2つのモードがあることの利点はどのようなことにあるのでしょう。
例えば、定時でほとんどの人が仕事を終えましたが、数人が残業をするために居残ったとしましょう。
この時、残業時間中ですから、通常の営業時間ほどには複合機をフル稼働させるというわけではないでしょう。
そんな時に、印刷をしない時間は電源を切って、節電モードかスリープモードにしておいて、いざ印刷をするというときに電源を入れて、機能をつけるようにすれば、残業中に無駄に電力を使うのではなく省エネができます。
複合機を選ぶ際には、消費電力を抑えるための機能が搭載されたものを選ぶようにしましょう。